2021年11月3日 19:00
「日本に行きたくてしょうがないです」話題の監督ユニットが日本に注目する理由
今回は、こちらの方々に見どころなどをうかがってきました。
ジェラルド・ブッシュ & クリストファー・レンツ
現代社会を揺るがす問題に焦点をあてた作品を数多く発表し、映像作家として注目を集めているブッシュ監督(写真・左)とレンツ監督(同・右)。ユニットとして長年一緒に活動をしているおふたりに、長編映画デビュー作となった本作が誕生した裏側や社会に対する思い、そして2人だからこその強みについて語っていただきました。
―本作は、ブッシュ監督が見た悪夢がきっかけだそうですが、どういった内容だったのでしょうか?
ブッシュ監督僕が見た夢は、ほぼこの映画の通りと言えると思います。インスピレーションというのは、夢や白昼夢から来ることもあるので、普段からこういったものに注意をしているほうですが、今回は本当に悪夢でしたね。犯罪の様子を目撃してしまったかのようなショックがあったので、目が覚めた瞬間にいろいろとメモをしたほど。次元を超えて誰かが僕に助けを求めているような気さえしました。超自然的というか、自分の祖先から語りかけられているような感覚もあったので、それをそのまま映画にしようと考えたのです。
―その話を聞いてレンツ監督は、どう思われましたか?
レンツ監督そのストーリーは書くべきだと言いました。