2021年12月23日 19:30
「日本は自分の家みたい」セリーヌ・ディオンを熱演したフランス人女優が語る日本愛
なかでも、セリーヌの父親は結婚当初、「子どもはいらない」と宣言していたにもかかわらず、14人もの子どもを設けたこともそのひとつ。しかも、当時のカナダ・ケベック州では、それでも大家族のレベルではなかったというのにも、びっくりしました。あとは、彼女がラスベガスに移って以降、自分の家と移動中のリムジンと劇場以外、一歩も外に出たことがなかったという事実にも衝撃を受けましたね。
―では、彼女がここまで世界中の人を惹きつけている理由については、どのようにお考えですか?
ヴァレリーさん彼女が育った家庭環境が影響しているとは思いますが、すごく地に足がついている人であるというのは大きいと感じました。それに加えて、連帯感が強い家族に囲まれていたからというのもありますが、自分の出自を忘れず、家族を無視することがないのも素晴らしいところかなと。だからこそ、彼女はスターになっても、お高くとまることもなく、人柄の良さとユーモアを持ち続けることができたんだと思います。
愛とは、一番価値がある大切なもの
―なるほど。また、彼女が感じる孤独やアーティストしての義務感といったものには、ご自身も共感されたそうですね。