2022年3月25日 20:10
木南晴夏「宝塚が憧れの原点」 自身2作目となる“ミュージカル”に挑む
――では、ご自身がやるならば、そういうものがやりたい、と?
木南:見るのは好きでしたけど、自分がどういう作品をやりたいかっていう意思を持つまでにはすごく時間がかかったと思います。やりたいと思ってやれる立場にいなかったので、なんでもいいから役が欲しいっていう状態でしたね。
『20世紀少年』でもっとコメディをやりたくなって。
――状況が少し変わったなと思ったのはどのタイミングですか?
木南:やっぱり映画『20世紀少年』ですね。それまでは役ってオーディションが当たり前でしたが、この作品以降、向こうから声をかけていただけるようになりました。
――あの小泉響子役は、原作にそっくりと話題でしたよね。木南:あのキャラクターがわりとコミカルな役で、それが評判よかったのもあって、もっとコメディ作品をやってみたいなと思ったんです。そういう話を原作の浦沢(直樹)先生にしたら、先生と福田雄一さんがパパ友で、福田さんが今度こういう作品を撮るんだって話をしたときに「木南ちゃんがコメディをやりたいって言ってたよ」と話してくださったそうで。
福田さんも映画を観ていたので、それならと声をかけていただきました。