2022年3月31日 20:00
「虐待を多く受けたし、今も1人で外出できません」ブラジル人トランスジェンダー俳優の現実
人は情報がないから偏見を捨てることができないと思うので、これからもいろいろなメディアを通じて、たくさん情報を届けていけたらと。そのうえで、多くの方と議論を進めていきたいです。
どうありたいかは、他人ではなく自分で決める
―そんななかでも、ご自身を支えているような言葉や信念があれば、お聞かせください。
ティエッサさん私は自分がどうすべきか、何ができるのか、何をしてはいけないのか、といったことを他人には言わせないようにしています。なぜなら、自分がどうありたいかは他人ではなく、自分自身が決めることですから。そういったことは、いつも大事にしています。
―非常に興味深い問題なので、日本でもこの映画によってもっと議論してほしいですが、公開を控えてどのようなお気持ちですか?
ティエッサさん本当に信じられないですね。 もし、子どもの頃の私に誰かが「いつか自分が出ている映画の取材を日本から受けることになるよ」と言ったとしても、「そんなバカな!」と思うでしょうから(笑)。
それくらい信じられないことですが、日本での公開はありがたいです。
―日本のカルチャーで好きなものとかがあれば、教えてください。