2022年4月6日 19:10
鏡リュウジ直伝! 新月、満月、スーパームーン時に“やるべき&注意すべき”こと
2003年には日本でも紹介され、人気を集めたことを思いだします。新月の日に願い事のリストを書くというのは、神秘的であり、おまじないとして多くの人の心にフィットしたのでしょう。特に近年、コロナ禍で外出もままならなくなった人々にとって、一定のリズムで満ち欠けをくり返し、時に夜空でまばゆい光を見せてくれる月とは、移り変わる世の中のようであり、またある種希望なのかもしれません。
漆黒の闇のように見える世界でも、そこには確かに月があり、再び光を取り戻す。月は、この大変な状況の中で生きる僕たちに「何度でもやり直せる」力を与えてくれるのではないでしょうか。
月の満ち欠けの原理
古代から注目されてきた、月と人とのシンパシー。
人々は古代から月を活用してきました。旧石器時代のレリーフ「ローセルのヴィーナス」は、裸婦が牛の角と思われるものを持っていますが、角には、13本の線が刻まれ、この刻み目が月のサイクルを表すといわれています。
西洋の魔女文化では、月のサイクルを新月から満月までを「乙女」、満月で「母」、満月から新月にかけてを「老女」という3つのフェーズで女性の一生に例えています。現代で一般的なのは「新月、上弦、満月、下弦」