2022年4月28日 19:00
小林聡美「仕事が向いていないと思った時に…」 20代でしておいて良かったこと
小林さんそこまで意識はしていませんでしたが、自分が想像していた50歳よりも幼いし、「こんな感じでいいのかな?」と(笑)。ただ、老年への準備というか、これからどういうふうに年を取っていきたいかというのは、何となく持っていたほうがよさそうだなというのは感じました。「バリバリ動けるのはあと何年だろう」といったことを具体的に考えるところはあったと思います。
いまは50代後半で、60代への心の準備はなんとなくしていますが、30代からゆるやかにつながっている感覚なので、あまり急激に変わることはありませんでした。―小林さんといえば45歳で大学に入学していますよね。なかなかできないことだと思いますが、後押しとなったのは何ですか?
小林さんそれは、タイミングですね。若いときほど仕事が忙しいわけでもなかったので、いまなら行けそうと思ったのと、体力的にもラストチャンスかなと。前からやりたいと思っていたことができたのはよかったですし、やっぱり経験というのは素晴らしいなと改めて感じました。
先を見据えるより、その日を楽しみたい
―いまや「人生100年時代」とも言われていますので、これからチャレンジしたいこともあるのでは?
小林さん100歳といってもいつまで元気でいられるかによりますし、世の中もどうなっているかわからない時代ですからね。