2022年7月14日 19:30
依存症、低賃金、ハラスメント…サービス業界が抱える闇に迫る【英映画】
あと、本当は8テイク撮る予定でしたが、スケジュールの変更が原因で4テイクしかできなかったというのもありましたね。本編では3回目の映像を使用しています。ただ、すごく楽しくもあったので、大変ではあるけれど、毎日笑顔で仕事ができていたのでよかったです。素晴らしいチームに支えてもらいましたし、「みんなで最高の映画を作ろう!」と一致団結していたので、とても充実した時間になりました。
光を当てた社会問題について、人々に考えてほしい
―今回は即興やアドリブをかなり取り入れて撮影されたそうですが、それだからこそ生まれたシーンというのがあれば、教えてください。監督自身が驚いたこともありましたか?
監督特に驚いたのは、副料理長のカーリーがマネージャーに叫んでいるシーン。モニター越しでもすごい緊張感が伝わってきて、息もできないほどでした。
即興の部分は、リハでも何度かしましたが、回を重ね過ぎて新鮮味がなくなってしまわないように気をつけています。
撮影中は何が起こってもおかしくないので、撮影中は身を乗り出して構えていたほど。それくらい、最初から最後まですべてが刺激的でした。
―劇中では飲食業界のみならず、社会が抱えているさまざまな問題を次々と見せています。