2022年7月14日 19:30
依存症、低賃金、ハラスメント…サービス業界が抱える闇に迫る【英映画】
日本の材料を使って料理をすることを楽しんでいました。
もし日本に行ったら、観光客向けではないリアルな経験をしたいと考えています。大好きな映画のひとつに『ロスト・イン・トランスレーション』があるので、いつか日本で映画が撮れたらいいですね。とにかく、僕のやりたいことリストの上のほうにあるのが、日本に行くことです。
―昔から「イギリス料理はマズい」というイメージは根強くあり、正直に言うと、私も20年以上前には現地でそのような印象を受けました。ただ、個人的にはここ10年ほどで料理の質が上がっているだけでなく、ジャンルの幅も広がっていると感じています。日本の観客にも、いまのイギリス料理の良さについて教えてください。
監督本当にその通りで、イギリスの食事情はここ10年くらいでかなり進化しました。
いろんな食材が手に入るようになりましたし、ロンドンに行けば世界中の食べ物も楽しめるようになったほど。そんなふうに、さまざまな国の食文化が入ってきたからこそ、イギリス料理も成長せざるを得ない状況になったのだと思います。そのなかでもカギとなってるのは、何といっても食材の素晴らしさ。お肉や魚、オーガニックの野菜、パンなど、質の高いものが手に入るようになりました。