くらし情報『「愛情がたくさんあることがいい親とは限らない」里親制度が抱える難しさ【仏映画】』

2022年7月28日 19:00

「愛情がたくさんあることがいい親とは限らない」里親制度が抱える難しさ【仏映画】

そういった立場の違いというのも、本作のなかでは見せたいと思いました。

里親の存在は必要だが、改善すべき点が多い

「愛情がたくさんあることがいい親とは限らない」里親制度が抱える難しさ【仏映画】


―なるほど。まもなく日本では公開を迎えますが、日本に対してはどのような印象をお持ちですか?

監督まだ訪れたことはありませんが、日本といえば新婚旅行で行こうかと話が出たこともあったくらい興味がある国のひとつ。実は、この作品と一緒に行けるのではないかと淡い期待を抱いていたのですが、コロナ禍でその夢が破れて残念に感じています。

日本に興味を持つようになった出発点はやはり日本映画ですが、なかでも好きなのは成瀬巳喜男監督です。いま一番好きな監督と言えるほど、最近になっていろんな作品を観ているところです。彼の作品に惹かれる理由は、感情を揺さぶるメロドラマの要素があること。いつか映画のなかの場所を体感できるように、スクリーンを通り抜けて日本にたどり着きたいと思っています。


―日本では親と暮らせない子どもたちに対して、施設養育から里親養育への転換を進め始めたところと言われていますが、里親制度を広めていくうえで欠かせないことや改善すべき点などがあれば、教えてください。

監督里親制度が存在すること自体はいいと思いますが、システムに関してはまだ欠点のほうが多いように感じています。

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