2022年8月27日 18:20
1日の平均睡眠時間は? 女性300人アンケートから分析する“リアルな睡眠事情”
ただし、自身の都合で睡眠時間を削る“睡眠不足”と異なり、眠りたいのに眠れない不眠症状は“睡眠障害”という眠りの病気の一種。心理的原因がきっかけとなることが多く、最近はコロナ禍の影響で不眠を訴える方が増えています。世の中が一気に変化してしまった不安に加え、在宅勤務により生活リズムが狂い入眠困難に陥るケースも」(青山・表参道睡眠ストレスクリニック・中村真樹先生)
「リモート勤務で平均睡眠時間は増えている傾向があるのですが、一方で日中の活動量や日光を浴びる量が少なくなっている一面も。結果、寝起きをコントロールしている体内時計が乱れてしまい、睡眠障害を発症してしまう方が増加しています。とはいえ、年齢や性別を問わずに行う調査の場合は睡眠に悩む人は3割程度という結果が一般的で、今回の約4割というデータはやや多め。職場でも新人~中堅世代にあたるanan読者世代は仕事に対する緊張感やストレスが多く、恋愛や結婚といったライフステージと関連する悩みなども睡眠状況に影響を与えていると考えられます」(ニューロスペース代表・小林孝徳さん)
リアルな睡眠データ 2022
18~39歳の女性300人に、普段の眠りに関するアンケートを実施。