くらし情報『キッチンや本屋をシェア? 急増中の“スペースシェア”の魅力に迫る』

2022年9月14日 19:00

キッチンや本屋をシェア? 急増中の“スペースシェア”の魅力に迫る

「大学入学から27歳で結婚するまで短期のバイトを含めて約70の仕事に携わり、自分に合う働き方を見つける大切さを実感。でも結婚後にある面接で“いずれ妊娠するでしょ?”と質問され、初めて面接で落ちたんです。それを機に自分で仕事をつくることを意識。それから出産を経て、同様の悩みを持つ女性たちとジャムやピクルスの製造業をスタート。当初は近所のカフェの工房を借りていましたが、自由にならないことが多く早急に自分たちの工房をつくりました。しばらくして休職中のパティシエなどから、キッチンを使わせてほしいとの問い合わせが続き、シェアキッチンとしても運営することに」

保健所の営業許可を得た『おへそキッチン』は製造した商品の販売が可能。

「会員の多くはここで商品の製造販売をしつつ価格設定や集客を“練習”し、その間に貯めた開業資金などで自分のお店や工房を持ちます。それ以外の目的の会員もいて、たとえば勤務先のメイド喫茶がコロナで閉業した女性はお客様に毎月手作りのお菓子などを贈るサービスを始め、その工房として使っています。
また、無農薬で育てたトマトやバジルをソースにして販売するために入会した若い農家も」

多様なシェアキッチンが今後も増えると小野さんは予測する。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.