くらし情報『「日本の生け花から影響を…」キュレーターが語る巨匠ウォーホルの制作のヒミツ』

2022年10月9日 09:10

「日本の生け花から影響を…」キュレーターが語る巨匠ウォーホルの制作のヒミツ

最終章「光と影」では、今まであまり知られていなかったウォーホルの素顔に迫る作品が展示されています。

彼が亡くなる前年、1986年に描かれた《最後の晩餐》は、横幅が10メートル近くもある大きな作品です。キリストの顔やバイク、数字、アルファベットなどが白い画面に散りばめられ、一見しただけではどんな意味があるのか、まったくわかりません。
この絵について、ディアズ氏は次のように述べています。

ディアズ氏画商から依頼を受けて制作した《最後の晩餐》では、ウォーホル自身が敬虔なクリスチャンであったという生い立ちを示しています。また、アルファベットで書かれている『THE BIG C』のCはキリスト(Christ)のCであるとともに、当時流行していたエイズが、当時の新聞などで「ゲイの癌 Gay Cancer」と表現されていたことからくるCancer(癌)のCであるとも考えられています。彼が敬虔なカトリック教徒でゲイだったことについては、あまり知られていませんでした。本作品は、ウォーホルのプライベートな部分を示した濃厚な作品です。


死の作品…

「日本の生け花から影響を…」キュレーターが語る巨匠ウォーホルの制作のヒミツ


『アンディ・ウォーホル・キョウト』展示風景

最後の部屋では、先述の《最後の晩餐》と向かい合わせて、「電気椅子」

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