実は略語でした! 「おせち」、もともとの名は何でしょう?
ふだん何気なく使っている言葉のなかに、実は略語がけっこうあります。これって略語だったの!?と驚く略語をご紹介。今回は、「おせち」です!
【実は略語】vol. 10
「おせち」って、何の略?
お正月が近づいてくると、スーパーの店先や広告などで目にする機会がグッと増えてくる言葉「おせち」。栗きんとんや数の子、ごまめなどが店に並ぶと、年末モードが一気に盛り上がります。
そんな日本の伝統料理である「おせち」も、実は略語。
さて、いったい何の略でしょう?
おせち、もともとは…?
おせちは、漢字で書くと「御節」。「御」は接頭語で、節(せち)は節供(せちく)を略したものでした!
節供とは、季節の変わり目である節日(せちにち)に、神様に供える料理のこと。
元旦や端午、七夕などの節日のなかで、もっとも重要なのが元旦だったので、「節供」は次第に正月料理を指すようになりました。
おせちの起源は…?
では、おせちの起源はいつの時代か、わかりますか?
諸説ありますが、おせちの原型ができたのは、なんと弥生時代でした!
ぐるなびの記事『おせち料理の由来と歴史を知ろう』によると、縄文時代に稲作が中国から伝わったあと、弥生時代に「節」