一級建築士が教える! 選んではいけない「1人暮らしの間取り、物件」と注意点
もしくは、居室が北向き、という物件。こちらは一般的には、あまり良くない部屋、というイメージですよね。正直、激推し!とは言いにくい。でも、大きな窓が備えてあれば、陽光は差し込まないけれど、淡い穏やかな自然光で暮らせるんです。それを求めている人からしたら、良い物件、と言えます。そういうことなんです。
が、コレだけは避けるべき!という間取りや物件はお伝えできますのでご紹介しましょう。今のご時世に合わせた、「安さと居心地の良さ」を最優先事項としたうえでご説明します。
※東京都内ほか近郊都市に住む場合を想定しています。
その1.換気が悪い
換気は、空気の対流を作ることが肝です。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ流れますよね。ですから、理論上は上下に開口部があるといいんです。といっても、窓の多くは縦に長さがあるので、普通に開ければ高低の問題は簡単にクリアできます。とはいえ、開口部はある程度の面積も必要です。でも、女性のひとり暮らしで窓をガーッと大きく開けるのは抵抗がありますよね。その場合は、換気口を2か所作るといいですよ。
居室側に1か所、角部屋だったらもう1か所くらい窓のあるところが多いですから、どちらも少し開ければOKです。