映画『零落』で共演 斎藤工×趣里が語る、作品と登場人物の魅力とは
だから、ちふゆが深澤に断片的に見せるものが、ことごとく神秘的で美しいんだと思います。
趣里:正体を知ることが正解ではないと感じたことが、この作品や登場人物の魅力かもしれません。嘘かもしれないと思うと、より惹かれてしまう…。今こうして話していて、深澤が受けたダメージを思い出してしまい、また辛くなりました。それでも工さんは現場ですごく軽やかにいてくださったんです。
斎藤:いや、すごく辛かったですよ。でもその辛さが、クリエイティブにつながっているのかもしれない。正負の法則で言えば、負があるから正が生まれる。
それが観る側の“心当たり”につながる作品だと思います。
Q、男女問わず、惹かれるのはどんな人?
内側から滲み出るもの(斎藤さん)
答えは…模索中(趣里さん)
「役者は見た目の印象も大事ですが、中身がないと演じられません。そして、内面が顔や表情に滲み出るもの。外側が目立つ時代ですが、肝心なのは中身であり魂」(斎藤さん)。「友達に言わせると、私が惹かれる要素やジャッジは間違っているらしい(笑)。だから自分の物差しを一回折って…現在模索中です」(趣里さん)
Q、最近、強く惹かれたものは?
スタミナラーメン(斎藤さん)