シングルマザーの厳しい現状を実感し決意! 人気スタイリストが開いた「こども食堂」に迫る
ハッピーが広がるあの人のSDGsアクション。誰もがワクワクできる場所を目指して、こども食堂から温かい繋がりを創出している、木津明子さんに話を聞きました。
様々な出会いがこどもを守り、成長するきっかけにも繋がる。
2021年8月に「こども食堂レインボー」を開店したスタイリストの木津明子さん。多くの女性から支持される売れっ子スタイリストで、2児のシングルマザーとして毎日多忙な生活を送る中で、木津さんがこども食堂を開こうと思ったのは、ひとり親世帯がもらえる手当があると知人から聞き、地元の役所に行った帰り道だった。
「児童扶養手当という制度なんですが、国や自治体のサイトを調べてみてもよくわからなかったので、実際に役所に行って話を聞いてみたんです。すると自治体によって制度の内容は異なると思いますが、私が住む地域では当時、月収が19万円以下でないと受給できないと言われたんです。その時に、シングルマザーの厳しい現状を知り、『日本は大変なことになっているぞ!』と、率直に驚いた。
そこで少しでもひとり親の助けができることをしたいと、こども食堂を開くことを決めたんです」
「何かしなければ!」と危機感を抱いた木津さん。