不動産会社の経営者が教える! 絶対に選んではいけない「マンションの特徴」
たとえば2016年4月の熊本地震では、震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回、震度5強を4回、震度5弱を8回観測するなど、強い揺れが続きました。
こうしたことも踏まえると「震度5の地震で倒壊しない建物」と定められた旧耐震基準の建物では心もとなく感じます。倒壊の危険性は(新耐震基準のマンションであっても)建物の強度だけでなく、地盤やその他の条件で変わってくるので「絶対に危険」「絶対に大丈夫」と言い切ることはできません。ですが、地震大国の日本で暮らす上で、耐震基準がひとつの判断材料になることは確かです。後悔しないためにも事前にしっかりリサーチしておきましょう。
また、旧耐震基準のマンションの中にも耐震補強工事が行われ新耐震基準を満たすものや、元から新耐震基準を満たしている場合もあります。そのため気になる物件が旧耐震の年代である場合、耐震補強や耐震診断がなされているかなどを不動産会社に確認してみてください。
2修繕積立金が不足しているマンション
マンションには、住人みんなが利用する共用部(エントランス、廊下、駐車場、駐輪場など)があります。
その共用部をはじめ、建物本体を適切に維持管理するための費用として、管理組合に毎月「修繕積立金」