隠れ脱水が増加中!? すこやかな腸を保つ、理想的な水の飲み方とは?
(アクアソムリエ・山中亜希さん)
目指せ2L。こまめな給水を心がけて。
1日に必要とされる水分量の目安は約2~2.5L。そのうち1Lほどは食事に含まれる水分から摂取できるといわれ、およそ1~1.5Lは水などの飲料で摂る必要が。とはいえ一度にガブガブ飲めばいいのではなく、飲み方にも適切な方法があるのだとか。
「水分は腎臓でろ過されて尿になりますが、人体が1時間に水分を尿に変えることができる量は決まっています。一度にたくさん摂りすぎると腎臓に負担がかかるだけでなく、体内の塩分バランスが崩れて低ナトリウム血症を引き起こします。理想は1時間ごとにコップ1杯200~250ml程度を目安に飲むことです」(山中さん)
また、発汗時にはそれよりも多めに水を飲むことを心がけたい。
「特に重要なのが、寝る前と起床時。人間は就寝中に500ml~1Lの汗をかくといわれ、朝起きると体内の水分が失われた状態に。そのため就寝前と朝はしっかりと水を飲むことを意識してください。同様に、スポーツ時や入浴の前後にも水分補給を心がけることが重要です」(馬渕さん)
【コーヒーやビールはカウントしてよい?】
ベストは腸に届くまでの時間や吸収が早い水だが、水ばかりを飲み続けるのは難しいもの。