昼間に眠くなるのは異常!? 「Pokemon Sleep」監修者が“睡眠”を解説
私たちが毎日とる睡眠には、実は未解明の謎がたくさん!そんな睡眠を研究する筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史さんに、眠りに関する疑問をぶつけてみました。
睡眠学の世界的権威であり、話題の睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep」の監修も務める柳沢正史さん。これまで睡眠にまつわる多くの謎の解明に貢献しており、そのなかでも特に力を入れているのが、眠気の正体を突き止めること。
「実は眠気の脳内での実態は、まだよくわかっていないんです。それを最先端の神経科学やモデル動物を使った基礎的研究を通じて解明しようとしています。そもそもなぜ動物が睡眠をとるのかも、どう睡眠を調節しているのかもまだわかっていません。眠気の研究は、そうした謎を解き明かすために必要不可欠なものなんです」
もうひとつ柳沢さんが力を入れているのが、多くの人に自分の睡眠について知り、改善するための機会を広めること。柳沢さんが創業した株式会社S’UIMINは、睡眠を正確に計測する唯一の方法である脳波を測定して解析する、睡眠計測サービス「InSomnograf(インソムノグラフ)」を実用化している。
「睡眠の質は、自分ではわかりません。