不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「NG物件・間取り」3つのポイント
地下は、地上と比較して遮音性が高いというメリットがあるため、「シアタールームに最適!」「楽器を弾く方におすすめ」などいった、宣伝や広告を目にしたことがある方もあるのではないでしょうか?
さらに、地下のない物件と比べると入念な基礎づくりが必要となるため、耐震性が高いのも魅力。地震や強風に強く、上層階よりも揺れにくいのが特徴です。
ただし、こうしたメリットばかりではありません。地下にあるため採光が十分とは言えず、薄暗いので「長時間いると気が滅入る」という人も一定数います。
また、土に近いため地上よりも湿気がたまりやすく、湿度が高いというのが最大の問題点かもしれません。カビが発生しやすくなるだけでなく、湿度が高い状態が続くことでシロアリが発生するリスクも上がってしまうのです。
お目当ての物件に、地下への採光や通風、防湿を目的として建物の周囲を掘り下げた空間「ドライエリア」が設置されているかなど、湿気対策がしっかりされているかを確認してほしいです。さらに、半地下は台風や洪水が発生した際に浸水する可能性も増します。
その土地の高低差をはじめ、周辺環境を確認しておく他、ハザードマップを活用して、洪水・土砂災害の危険性を調べておくと安心です。