人気の“血みどろ絵”も…! 凄絶な浮世絵にゾクゾクする「幕末明治期」のアート展
展示風景
「第2章幕末の洋風画」では、西洋画法を取り入れた絵師たちの作品を展示。葛飾北斎に学び、独自の洋風表現を確立した安田雷洲(やすだらいしゅう)の肉筆画などを見ることができます。
当時の絵師たちについて、内田さんは次のように解説されています。
内田さん江戸時代は、鎖国状態で海外の情報は限られていましたが、19世紀になると銅版画や洋書が流入し、陰影法や遠近法を取り入れた多彩な絵が描かれるようになります。当時の絵師たちは、それらを見ながら独特な洋風表現を生み出していきました。
人気の国芳作品が登場!
「激動の時代幕末明治の絵師たち」フォトスポット
「第3章幕末浮世絵の世界」では、人気浮世絵師たちの作品が登場!
19世紀になると、浮世絵の世界にも新たなジャンルが出てきます。それまでは役者絵や美人画が中心でしたが、葛飾北斎や歌川広重による名所絵や花鳥画が人気となり、さらに歌川国芳の武者絵も流行。彼らの弟子たちも含めて、多くの絵師たちが活躍しました。
会場では、国芳が手がけた三枚続きのワイドな画面で構成された大判錦絵も楽しめます。
さらに、国芳の人気作品《相馬の古内裏》がデザインされたフォトスポットもあります!
遺体を観察して…
「激動の時代幕末明治の絵師たち」