2023年10月28日 20:30
不動産会社の経営者が教える! 知らないと損する「物件退去時のNG行動」
残地物の場合、故障した際には入居者が費用を負担しなければならないケースもあるため、注意が必要なのです。
通常の設備か残地物かについては、管理会社に確認すればわかりますので入居時に確認しておきましょう。
また、共用部に置いている私物も忘れずに撤去してください。
たとえば宅配ボックスに宅配便が入れられたままになっていたり、ベランダに物干し竿やプランターを残していたり、自転車置き場に自転車や空気入れを置き忘れている方も意外と多いです。
不要な出費を増やさないためにも、すみずみまで念入りにチェックしておきましょう。
NG3「ガイドライン」や条例を知らずにいること
退去時トラブルとして多いのは、「敷金が返ってこなかった」「逆に大金を請求されてしまった」という内容だと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、退去時には原状回復費用(修繕費用や破損の費用負担)が必要になります。多くの場合は、入居時に支払った敷金でまかなわれ、余った金額が入居者へと返却されます。
ところがやや基準が曖昧なため、トラブルに発展してしまうケースがあるのです。
そこで参考にしたいのが、国土交通省が定めている「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(通称:ガイドライン)」