不動産会社の経営者が教える! 収納スペースでわかる「選んではいけないNG物件」
物件探しの際、知っておくと助かるトピックをご紹介。『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者でもあり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、収納スペースでわかる「選んではいけないNG物件」について教えてもらいました。参考にして物件選びにお役立てください!
NG1「収納率」が適切ではない物件
収納率とは、一戸建て住宅の総床面積に対する収納部分(クローゼットや押し入れなど、床から天井まで高さのあるスペースのこと)の面積比率のこと。
マンションの場合は、建物の専有面積に対する収納部分の割合について表す数字です。
一般的に、一戸建て住宅は13~15%、マンションは8~10%程度の収納率が適切だと言われています。たとえば専有面積75㎡のマンションなら、6~7.5㎡(約3~4.5畳)程度ということになります。
収納率が低すぎるとものがあふれて部屋が散らかる原因となる一方、収納率が高すぎる物件はその分、居住スペースが削られて狭くなっているというデメリットがあります。
つまり収納率は、広すぎたり狭すぎたりしない適切な収納スペースがある物件かどうかの目安のひとつとなるのです。