くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 共用部分でわかる「トラブルが起こりがちなNG物件」』

不動産会社の経営者が教える! 共用部分でわかる「トラブルが起こりがちなNG物件」

ところがそれが自宅の上階や隣の部屋であるならば、少し見方が変わってきます。

NG2で紹介した通り、ベランダには避難の妨げになるものを置いてはいけないことになっています。

ところが禁止されているにも関わらず、ベランダに大量のプランターを置いて植物を育てたり、レンガや木材で花壇を作ったりして避難経路をふさいでしまっているケースがあるのです。

また植物や花は毎日水やりをする必要があるため、上階からの散水でベランダに干した洗濯物が濡れてしまった、隣の枯れ葉や土のせいで排水溝が詰まってしまった、という声を耳にすることがよくあります。

とくに排水溝は2軒にひとつしか付いていない(共同使用の)物件が多いため、隣のベランダでガーデニングをやっている場合、少なからず影響を受けてしまいそうです。

内見でベランダを見る際には、排水溝の状態も確認するのをお忘れなく。また、ベランダが道路に面した物件ならば、各部屋のベランダの様子も確認しておきましょう。なお、ご自分でベランダガーデニングを始めたい方や、「ベランダにウッドデッキを設置したい」といった希望がある方は、その物件の管理規約や使用細則を事前に確認し、何が禁止されているかなどを知っておくと安心かと思います。

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