佐々木蔵之介、宮世琉弥と語る困難の乗り越え方「逆にピンチを笑う」
敵なのか味方なのかわからない感じを宮世くんがうまく出していて、素晴らしかったです。
―打ち解けられた瞬間などもあったのでしょうか。
佐々木さん最初から役者として芝居の話が自然とできていたので、すんなりいった感じだったかなと。
宮世さんちなみに、初めてご一緒したシーンは水族館でしたが、セイウチが急に鳴き出して大変でしたよね!
佐々木さんそうそう。本番中、定期的にセイウチが鳴くんですよ。それを止めることができなかったので、セイウチで押しました(笑)。
宮世さんでも、そのおかげで佐々木さんと2ショット写真が撮れましたし、そこで距離が縮まった気がします。
途中からの参加でどの現場よりも緊張していた
―クランクアップのとき、佐々木さんは感極まって涙も見せていたそうですが、ご自身にとっても特別な役でしたか?
佐々木さん殺人犯なのにヒーローで、正義なのか悪なのかわからないキャラクターなので、いままでやってきた役のなかでも楽しくてやりがいがありました。
客観的に見たらホラーのようなことをしているのに、笑えるところもある。そういう多面的な部分も含めてすごく好きでした。
―とはいえ、精神的にも肉体的にもけっこう大変だったのではないかなと思うのですが。