「灰汁」は「はいじる」ではありません!【漢字クイズ】意外と読めない漢字3選
知っている文字なのに意外と読めない漢字をご紹介する漢字クイズ。今回は、「灰汁」、「出汁」、「塩梅」の読み方に迫ります!
【漢字クイズ】vol. 27
正しく読めたらスゴイ!
「灰皿」や「灰かぶり姫」など、誰もが知っている漢字「灰」。「汁」のほうも、「汁物」や「みそ汁」などでおなじみの文字です。
では、この二つを組み合わせた言葉「灰汁」は正しく読めますか?
「灰汁」は「はいじる」ではありません!
正解は、
「あく」でした!
「灰汁」の意味は、みなさんご存じのとおり、料理で肉などを煮たとき汁の表面にブクブクと浮き出てくる白いもののことを指します。
また、野草などの植物に含まれている渋み成分のことも「灰汁」といいます。
ただ、もともと「灰汁」とは、文字どおり植物の灰を水に浸して得られる上澄み液のことを指しています。この液体はアルカリ性で洗浄力があり、昔から洗剤や染色などに使用。平安時代には、洗濯するときに灰汁を使っていたそうです。
ちなみに、「アクの強い人」などと使うときのアクも漢字にすると「灰汁」。この場合のアクは、人の性質や文章などににじみ出てくる癖や、ちょっと嫌な雰囲気、強すぎる個性のことを表しています。