くらし情報『見ず知らずの高齢者に叱責されました… 子どもの不登校で悩む「30代妻を救った人物」【後編】』

見ず知らずの高齢者に叱責されました… 子どもの不登校で悩む「30代妻を救った人物」【後編】

“職を退いたあとも教育機関に勤めていた偉い方だから、的確なアドバイスがもらえるだろう”と義母は言うのです。
翌日、義両親とともにその男性がやってきたんですが、80代は超えているような高齢の方でした。息子の近くに寄り、話しかけるのですが、息子は怯えるばかり。仕方なく、私が傍で男性の話を聞きました。
まず小学校の意義を説かれ、“同年代の友人と接することで人間形成がなされていく”と。そして私に対しては、“子どもに教育を受けさせるのは親の義務だ”と言い、叱責を受けました」

エレベーターでの出会い

見ず知らずの高齢者に叱責されました… 子どもの不登校で悩む「30代妻を救った人物」【後編】


「男性の言っていることは間違っていないと思いますが、息子に寄り添ってくれる様子はなく、時代遅れだと感じてしまいました。
3人に帰ってもらってひと安心した途端に、どっと疲れが押し寄せてきましたね。私としては、息子の負担にならないように、ゆっくり様子を見ていきたかったのですが…。
この一件を通して、正直焦りも生まれてきました。
その数日後、マンションの1階でエレベーターを待っていると、ある女性に声をかけられました。“お子さん、不登校なんですか?”と尋ねられたんです」

頼りになる先輩ママの存在

「それは同じマンションに住む女性で、息子より少し年上の子どもを持つ、先輩ママの美代子さん(仮名)

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