実は略語でした! 「パンツ」、もともとの名はなんでしょう?
いつも使っている言葉のなかに、実は略語がけっこうあります。そんな意外な略語をご紹介。今回は、「パンツ」です!
【実は略語】vol. 16
「パンツ」って、なんの略?
多くの人が履いている「パンツ」。ボトムスとして着用するパンツのほかに、下着を指す場合もあり、使い分けが微妙に悩ましい言葉のひとつです。
そんな「パンツ」も、実は略語。
さて、いったいなんの略でしょう?
パンツ、もともとは…?
パンツ(英語:pants)は、「pantaloons」の略でした!
百科事典によると、パンツは英語pantaloons(ズボン)の省略形。pantsのもともとの意味は「膝丈ぐらいの男子用半ズボン」で、1840年代以来、おもにアメリカで使われてきた言葉です。
パンツの語源は聖人の名前!?
パンツの語源を調べていくと、聖人にたどり着きました。
言葉の来歴が載った『フランス語 語源こぼれ話』(田桐正彦著・白水社)と、アメリカの辞書出版社が運営するサイトを参考に、内容をまとめてご紹介します。
パンツの歴史は、まずイタリアの喜劇とつながっています。
16世紀から18世紀にかけて人気のあったイタリア喜劇の登場人物に、「パンタローネ(Pantalone)」