実は略語でした! 「パンツ」、もともとの名はなんでしょう?
という名の好色で貪欲な老人がいました。
このパンタローネの名前は、ヴェネツィアにあるサン・パンタレオーネ教会の守護聖人、「聖パンタローネ」に由来していました。
舞台に出てくるパンタローネ老人は、元商人で長ズボンの衣装がトレードマーク。なぜなら、当時のヴェネツィア商人がよく長ズボンを履いていたからです。
パンタローネ老人の長ズボンスタイルはヨーロッパで人気となり、パンタローネをフランス語化したパンタロン(pantalon)や、英語化したパンタルーンズ(pantaloons)がズボンを指すファッション用語として定着。
さらに、19世紀になるとアメリカ人がpantaloonsを省略したpantsを「男子用半ズボン」の意味で使うようになり、またpantiesやpantyが「女性・子ども用パンツ」となりました。
ブルマーは女性の名前!?
ついでに、パンツ関連の類語もご紹介。
まずは、昭和時代によく使われた言葉「ズロース」。
意味は、「女性・子ども用の下ばき」で、パンティーよりも丈が長くゆったりした形状のものを指します。
ズロースは、英語のdrawers(drawerの複数形)由来。だいぶ発音が違いますが、英語のdrawersには「ズボン下、パンツ」