津田健次郎「僕はすごく欲張りなんです」 俳優、声優、監督…多彩な活動にかける思いを語る
2000年代初頭に声優としてブレイク、最近では数多くのドラマにも出演し俳優業でも注目を集める。さらに映画監督としての顔も持つ、津田健次郎の多才な姿を、俳優、声優、監督の3つの視点から解き明かします!
【俳優】心の内に、熱さと深い業を抱えた役者になりたい。
「この10年ほど、改めて一から芝居を立ち上げ直したくて、本を読んだり、考えを深めたり、芝居を始めた頃に立ち返って学び直しているんです。まっさらになって芝居を学ぶの、すごくおもしろいですよ。ワークショップなんかにも挑戦しています、実は(笑)。いい役者になりたいんです。僕が憧れるいい役者って、怖いんですよ。僕も、業の深い、燃えたぎる何か…つまり、修羅のようなものを抱えている、そんな役者になりたいと、ずっと思っています」
【声優】人生と努力の積み重ねで、声も成長をするんです。
「ここ数年、例えば『呪術廻戦』など、特にアニメは自分が出演した作品が海外の方に観てもらえることが増えてきて、それがすごく嬉しいです。個人的には、声も成長というか、変化するものだと思っていて。アフレコでいろんな声を出したり、忙しくて眠れない結果、声がガサガサになったこともあります。