韓国の名優クォン・ヘヒョ「好きなことを仕事にできていなくても、悩まなくていい」と語る意味
個人差はありますが、大事なのは量の調節。過去に、お酒が飲めないのにその状況に近づけようと飲みながら演じた俳優がいたのですが、倒れてしまって、それ以上撮影ができなくなったことがあったので…。誰かは言えませんが、作品は『あなた自身とあなたのこと』です(笑)。
日本のみなさんが愛情を示してくれてうれしかった
―そんなこともあったんですね…。東京には20年前に『冬のソナタ』関連で来たこともあるそうですが、当時の思い出といえばどんなことがありますか?
クォンさん2004年に日本のテレビで放送されて以降、爆発的な反響を目の当たりにし、私もたくさんの取材を受けたり、本を出したり、トークショーをしたりと目まぐるしい時間を過ごしたのを覚えています。うれしかったのはもちろんですが、ひとつの作品がひとつの国にここまで受け入れてもらって文化となったこと、そして日本のみなさんが愛情を示してくださったことに驚きました。
あれから20年が経ちますが、いまや日本の文化に韓国のドラマや音楽が自然と溶け込んでいますよね。そういうところにも繋がっているなと思いますし、この状況を見て時間の経過も感じています。
成長する過程で影響を受けたのは日本映画
―まさに韓国ドラマ人気の先駆けですよね。