ゴールデンボンバー・鬼龍院翔「僕らは時が経つほど面白くなるバンド」
音楽で成功しようという原動力ではなく、後悔しないように、やるだけやってみようと。そうしているうち、いつしかファンのかたができたり、事務所に所属したり。
活動していくなかで、僕がくじけそうになったときに、当時のマネージャーから「あなたが辞めるって言ったら、私が食っていけないから、人殺しって叫ぶわよ」と言われたことがあって。その言葉を聞いて初めて「そうか、事務所を支える存在になっていたんだな」と実感したんですよね。そうなってくると責任感も生まれてきて、一応バンドのリーダーなので、「ちゃんと音楽で食べていこう」とだんだんと思うようになりました。
――ネガティブなマインドからバンドをスタートして、年々活動していくなかで、マインドの部分ではより変化したところはありましたか。
最初の頃は、どうせ売れないし、と悲観的で。自己評価はゼロですし、そのときから作詞作曲をしていますが、自分の曲にいいところがあるなんて思いもしないし、言ってくれる人ももちろんいないし。
でもいまは、「ゴールデンボンバーというバンドの存在があって本当によかった」と感じています。だから、これからもバンドを守っていかなくてはと思っていますね。