不動産会社の女性経営者が教える! プロが「購入より賃貸物件」をすすめるケースとは
また、持ち家があると担保にしてお金を借りることができたり、生命保険の幅が広がることも。持ち家の場合、住宅ローンを完済してしまえば家賃を支払う必要がなく、将来住む場所に困らないという安心感も得られます。
デメリット2.「リフォームや改装ができない」
平出さん賃貸物件は基本的には内装や設備を変えることができませんので、部屋に不満があっても新しい物件に引っ越す選択肢しかないため、引っ越しをする度に初期費用や引っ越し会社に払うお金が必要になってしまいます。ですが物件を購入する場合は、好みの内装や設備を自由に変えることができるので、自分らしい満足のいく部屋に改装することが可能です。
デメリット3.「ファミリー向けの物件が少ない」
平出さん賃貸物件は、単身者用に比べてファミリー向けの物件が少ないです。3LDKや4LDKになると、1LDKや2LDKに比べてかなり物件数が少なくなりますので、選択肢が少なくなるデメリットがあります。そのため、結婚や出産を機に、家を購入する人は多いです。
――実際にお客様のお話で、購入ではなく賃貸物件を選ぶ理由として多く挙がるのはどのようなことでしょうか?
平出さん最も多いのは、転職や結婚などでライフスタイルが変わる可能性があるから賃貸を選んでいるというケース。