サニーデイ・サービス 曽我部恵一「かけがえのないファンの人たちに歌うことが一番大事」
――そして2000年に解散。8年後に再結成されますよね?
はい。たとえば、メンバーの仲がわるくてギスギスしていたのが、8年ぐらい時間が経つと、もう忘れていて。バンドとしてのフェスの出演オファーがきっかけで、その頃にはバンドが懐かしくなって、「またやってみようかな」「演奏してみようか」くらいの感じで再結成したんです。だから、当初は続けて活動していくつもりはなかったんですよ。
――思いのほかバンド活動が続いて、2018年にはドラム担当の丸山晴茂さんがご逝去され、2020年に大工原さんが加入されて現在に至ります。曽我部さんにとって、サニーデイ・サービスとは、どんな存在ですか?
やっぱり、サニーデイ・サービスはすごく大事な存在です。いまはまた、バンドを始めた頃の「バンド活動を頑張ってやらないとだめだ」という気持ちに近いんですよ。
2008年に再始動したときは、ソロ活動が軸になっていたから、サニーデイはまた別の感覚でした。でもいまは、サニーデイ・サービスがメインになっているかもしれないですね。
バンドは感動してもらえる音楽、ソロは僕のメモ
――2024年第1弾シングルとして5月に配信された最新曲「Pure Green」