サニーデイ・サービス 曽我部恵一「かけがえのないファンの人たちに歌うことが一番大事」
詩を書くのは好きではあるけど、昔はそんなに書いたことはなかったんです。バンドを始めてから本格的に書き始めて。でも最初は英語詞でしたし。作詞が面白いな、と思い始めたのは、『若者たち』を出した頃ぐらいからかな?
――面白いと感じた理由というと?
メロディに英語のワードをはめこんでいくのではなく、全部日本語の歌詞でやってみると、僕たちが普段使う言葉で、いつもは話さない世界を表現することができたように感じて。幻想的だったりシュールだったりするようなものを日本語で、話し言葉とかでやってみると、意外と不思議に面白くなったんです。僕は音楽的に「はっぴいえんど」や松本隆さんの影響を受けているところもあって、自分なりの言葉を探し始めたんですよね。――そうだったのですね。曽我部さんはソロのリリースも盛んですが、8月にアルバム『HAZARD OF DUB』、9月4日に「永い夜」と、以前発表した楽曲が装いも新たに生まれ変わりました。
さらに9月16日には、ライブアルバム 『センチメンタルな夏』『恋人たちが眠ったあとに唄う歌』を2作品同時リリースされています。
2023年の僕のアルバム『ハザードオブラブ』を、(ロックバンドの)