「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力」が開催決定!
版画の世界では描写が過激になり、師の歌川国芳を凌駕するほどのダイナミックさです。●第4章戯れる
河鍋暁斎 《鍾馗と鬼》 明治15(1882)年 紙本着彩、金泥
イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:東北芸術工科大学 杉山恵助
暁斎にとって、七福神は特別な意味を持っています。暁斎は七福神や鐘軌を使っていろいろな場面を演出しますが、日本画の世界でこのようにキャラクターを自在に使って描くのは、ただ一人でしょう。鐘軌の太刀や着物は精密に描かれ、鬼たちも手足の先々まで丁寧に描かれています。
河鍋暁斎 《地獄太夫と一休》 明治4-22(1871-89)年 絹本着彩、金泥
イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター
抜群の描写力を誇る暁斎の技を堪能しましょう。
●第5章百鬼繚乱
河鍋暁斎 《百鬼夜行図屏風》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩
イスラエル・ゴールドマン コレクションIsrael Goldman Collection, LondonPhoto:立命館大学アート・リサーチセンター
暁斎は写生をもっとも重視していました。