当時はFacebookやLINEもなく本当に『自分だけ』でしたから。
でも、それがかえってよかったのかもしれません。
こうして、自分が身を置いてしまえばあとは自分がやれることを見つけるしかないんです。
その『やれることを見つける力』を持てたことは今でも自分の財産ですね。
環境は自分が変えようと思えば変えられるんだと思いました」
「興味」が持つ「パワー」
(Photo by 石田直人のドイツミュンヘンサッカー生活)
実は石井氏は、サッカー選手である傍ら、サッカーや水泳を教えるスポーツ教室を運営している。
ドイツでのビジネスは日本とどういう部分が異なっているのだろうか。
「まず、ドイツ人はビジネスの場でも自分が楽しむことを優先するように思えます。
日本人のように『仕事だから……』と諦めるのではなく、自分が楽しめる場所であったり自分が活躍できる場所を探します。
だからサッカーでも自分のプレーと合わなかったらあっさり移籍しますし、仕事でも自分がやりたいことでなかったら転職をする人は多いですね。