くらし情報『“炊き出し”なんて時代遅れ。ホームレスに「タダで食事を与えない場所」が日本にも必要な理由。』

2017年3月13日 10:27

“炊き出し”なんて時代遅れ。ホームレスに「タダで食事を与えない場所」が日本にも必要な理由。

お腹は膨れるが、人とのつながりも生まれないし、気持ちは満たされないまま。そこで彼女たちは、誰でも無条件にシスターズ・オブ・ザ・ロードのコミュニティを盛り上げていく仲間として歓迎し、お金以外にも労働を対価として、ゆっくりとおいしい食事ができる場を提供することにしたのだ。

「トリプルエックス」がシンボル。シスターズ・オブ・ザ・ロード・カフェの仕組み

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Photo by Rika Higashi

シスターズ・オブ・ザ・ロードのカフェは、人種、宗教、性別などはもちろん、アル中、ヤク中…誰でも無条件で受け入れる。メニューには、値段が付いていて、お金かアメリカ政府が発行するフードスタンプ、もしくはこの場で働いて得るスタンプで支払う。仕事は、調理、掃除、配膳、皿洗い、レジ、フロントデスクなど。15分で、$1.5。25セントスタンプが6つだ。
1食が$1.25で、ドリンクが$0.25だから、15分働けば、1食分。30分働けば、友人にご馳走したりもできる。 シスターズ・オブ・ザ・ロードがオープンすると、近隣の生活困窮者から歓迎され、すぐに大勢が利用するようになった。そしてある日、ストリートのニーズに合うことを証明するかのように、ホームレスのサブカルチャーとも言える、働きながら渡り歩く「ホーボー(渡り鳥労働者)」

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