くらし情報『フランスに住んで気づいたのは「日本人が”お客様は神様”だと思っていること」。フランスで“日本人“として生きることとは。』

2017年8月10日 04:08

フランスに住んで気づいたのは「日本人が”お客様は神様”だと思っていること」。フランスで“日本人“として生きることとは。

と真逆のステレオタイプが日本では語られますが、あなたの人種にまつわる個人的な体験はどんなものですか?おそらく、平均的フランス人の日本という国に対する知識・理解は日本人が思っているよりも大分低いと思います。いずれのステレオタイプもこの無知・無理解が起因となっているのではないでしょうか。つまり、何らかのきっかけで日本文化や日本人に触れたひとが、それがよい体験であった場合:「日本は素晴らしい国だ!日本が大好きだ!」となり、そうでなかった場合には「日本はなんてひどい国なんだろう、日本なんて嫌いだ」となる。そして「きっかけ」のなかった多くの人は、「日本?うーん、わたしはよく知らない」といった態度でしょう。いずれにせよ、フランスの現代社会において強い日本・日本人像はないということは事実だと思います。私は個人的に有色人種として嫌な思いをしたことはありませんが、幼少時に住んでいたカリフォルニアなどと比べると、「アジア人としての自分」を強く意識する機会がとても多いです。例えばパリで観劇の際、劇場内にアジア人が自分一人ということは多々あります。上に触れたように日本・アジアに対する知識が乏しい人と接するとき、いつも新鮮な緊張感を覚えます。

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