「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは
「ダコタ・アクセス・パイプライン」に関して言えば、日本が一番加担している国なのにも関わらず、日本人が一番考えてないというのが現状。節々に日本人のクライメート・ジャスティスの意識の低さを感じてならないが、日本が「ダイベストメントしない理由」もあると彼は以下のように分析する。
「ダイベストメントをしない理由」は考え始めたらいくらでも上げられると思う。出る杭を打つ社会的風潮や、企業・銀行・政府の深いつながり、国民の政治や社会問題への無関心、などなど。でも一方で、公害問題が熾烈な70年代の時期は、水俣病とかがあって、実際に何万人規模の運動は起きていたし、原発でも安保でも辺野古の運動でも、何か目に見えた不正義があれば人は動いてる。あれだけの人が立ち上がってる事実があるから、正義っていう概念がないというより、行使するきっかけがないとか、行使するハードルが高いんだと思う。あとは単純に正しい情報がそれを必要としている人に届いていないこと。自分は、今はまだ芽生えていないだけで、クライメート・ジャスティスや環境の意識はいつかは生まれると思っている。
口座を変えれば、社会は変わる。
現在日本の350.orgは、誰もが参加できるようにハードルを下げた、気候変動を止めるキャンペーンを展開しているという。