くらし情報『「バカにされた太鼓の存在を認めさせたい」。“スマホを捨てた若者”が、太鼓に夢を懸ける理由 VOL.2』

「バカにされた太鼓の存在を認めさせたい」。“スマホを捨てた若者”が、太鼓に夢を懸ける理由 VOL.2

研修所での生活って自分の弱さがすごく見えるんですよ。だから落ち込むこともあります。でも、諦めません。同期のメンバーもみんなそうだと思います。

ーメンバーに選ばれる自信はありますか?

いや、ないです。メンバーの方々は技術はもちろん人間的にも尊敬できる人たちです。僕はまだまだ学ばないといけないことがたくさんあります。でも、ここに来て、家族や友人のありがたみも分かりましたから、みんなのためにも頑張りたいです。


ーお世話になっている方々に、感謝の気持ちを伝えたいということですか?

はい。みんなは僕の支えなんです。今まで一緒に頑張ってきた友達。相談に乗ってくれる家族。みんなすごく優しくて、応援してくれます。僕が頑張れるのは、応援してくれるみんなのおかげです。いつか、鼓童のメンバーとして舞台に立った自分の姿をみんなに見せて、今までの感謝を伝えたいんです。

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廣木 優一 Yuichi Hiroki 19歳

ー中学卒業後に太鼓の世界に入ろうとして、親に止められたと聞きました。


そうです。中学生の時から太鼓を仕事にしたいと思っていたんです。何か他の仕事をしながら太鼓を叩いている自分の姿が想像できなくて。

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