くらし情報『「個人が持つ倫理観は組織になっても失うべきものではない」。化粧品メーカーの世界を変えるシンプルな信念|LUSHの『手前味噌ではございますが』』

「個人が持つ倫理観は組織になっても失うべきものではない」。化粧品メーカーの世界を変えるシンプルな信念|LUSHの『手前味噌ではございますが』

しかし、政治や法律の世界は対立した相手を否定することを避けられない。「片方がマイノリティとなり、マジョリティだけがハッピーな社会になってしまう」、勉強していくなかでそう感じ始めモヤモヤしていた。そんな思いを抱えたまま留学したアメリカで、持続可能なビジネスモデルを実現できる「サステイナブルなビジネス」という概念に彼女は出会う。気候変動、水資源の問題、森林伐採、生物多様性の減少など、人類が抱える課題にビジネスを通して挑戦していくことに興味を持ち始めたのも、この頃だった。

私は社会を変えるような革命的なことを起こすタイプではないかもしれないけれど、「このままでいいのかな」って、何に対しても疑問は持っていました。
アメリカから帰国後、就職活動の時期も近づいてきたある日、ショッピングをしているときに出会ったのがLUSHのノットラップ(風呂敷)だった。可愛いデザインに惹かれて購入したが、そのときもらったLUSHの小冊子「Lush Times」*1には、LUSHは資源を再生しながら原材料を調達していると何気なく書いてあるのが目に止まる。「日本にもこういう会社があるんだ」、アメリカ留学時代に触れたサステイナブルなビジネスを体現していた企業を日本で見つけ、それ以降、積極的にLUSHの開催する製造工場の見学や店舗で行われるトークイベントに参加するようになったという。

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