くらし情報『松雪泰子インタビュー 仕事も作品も子育ても、想いを込めて』

2011年7月1日 19:10

松雪泰子インタビュー 仕事も作品も子育ても、想いを込めて

この10年はそうやって生きてきました。だけど、向き合うことは本当は嫌なんですよ」。クスッと自分自身を笑い、私はこんな人間なんですよ…と心の扉を開いた。

「こういう仕事をしていると、そんなふうに見えないかもしれないけれど、私は臆病で、人見知りで、人と関わることが苦手なタイプだと思っているんです。怖がりな自分に蓋をして頑張るのではなく、自分の一部として抱きしめてあげるというか。自分を自分で認めてあげると、解放されて楽になれる。子供の頃のちょっとした出来事がトラウマになっていたとしたら、そのトラウマがいまの自分にどう影響しているのか探るとか…ですね。あと、私が自分と向き合ってこられたのは、子供が産まれたことも大きい。
子供は鏡のような存在、子育てをしていると自分と向き合わずにはいられないんです」。

言葉の1つひとつに説得力があるのは、松雪さん自身が自ら経験してきたことだから。そして、最後に語ってくれたのは、映画のキーワードのひとつ「想いを込める」ことの大切さ。「とても大事なことですよね。仕事でも子育てでも何にでも言えること。たとえば食事を作るときに、本当においしいものを作ろう!と思って作ったものと、ただ単に作ったものとでは全然ちがうと思う。

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