【TIFFレポート】小栗旬「毎日、逃げ出したいと思ってた」と監督経験を述懐
『明日、雨降ればいいのに』とか『逃げ出せないかな』と自分も感じていたのを思い出しました」と自らの役どころに強く共感できたよう。
沖田監督は独特のユーモアの発想の源を聞かれて「僕自身もよく分からないですが…」と苦笑しつつ「必死で生きている人たちの物語を作っていくと、自然に人間の持っているおかしみが脚本に乗っていくのかな。それを俳優さんたちが楽しんで演じてくださることでユーモアが生まれるのではないかと思います」と分析した。
小栗さんはそんな沖田監督について「『特に何かダメってわけじゃないんですが、もう1回いいですか』とおっしゃることがありました(笑)。きっと監督にしか分からない微妙なズレがあるんだろうと役所さんとも話してました。どうしたら『これはいい』というところに行くのか?と思いつつ、何を変えるでもなくもう1回やってました」と不思議な沖田ワールドを語った。
東京国際映画祭は10月30日(日)までの日程で六本木ヒルズほか都内各所で開催中。
『キツツキと雨』は2012年2月11日(土・祝)より公開。
特集「東京国際映画祭のススメ2011」
http://blog.cinemacafe.net/special/111020/
■関連作品:
キツツキと雨 2012年2月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開
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