岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも 東映、多彩なラインナップを発表
とアピールした。本作でAKB48の前田敦子をヒロインに抜擢した山下監督だが、「(監督のファンである前田さんに)『本物だ』と言われて舞い上がってしまった」と鼻の下を伸ばしながら初対面の様子をふり返った。
ホームドラマやコメディ色のある作品の一方で、東映らしい、骨太で男気ある作品も健在。名作コミックを映画化した『愛と誠』の三池崇史監督からは映像メッセージが届いたが、「日本映画の元気は東映のヒット作から、というのは国策」と口火を切るや「男も女も平等。男も女も加減しない、性別を超えたガチ勝負」と本作の見どころをアピールした。また、『莫逆家族バクギャクファミーリア』で三十路を超えた元暴走族たちの闘いを描いた熊切和嘉監督は、「過去に囚われて、そこから脱却しようと必死にあがく人間の本質が垣間見えたら」と作品に込めた思いを語った。
さらに、この日新たに発表された作品群の中で異彩を放っていたのが、岩井俊二プロデュース北川悦吏子監督・脚本という強力タッグが贈るラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』。全編パリで撮影されるという本作は、パリで偶然出会った男女の3日間を描いたラブストーリーという以外、キャストも詳細もベールに包まれたまま。