くらし情報『【シネマモード】“ウェストマーク”が美のポイント、映画×クラシカル・ファッション』

【シネマモード】“ウェストマーク”が美のポイント、映画×クラシカル・ファッション

プロの手によるケアは当たりまえで、人々が求める完璧な美にはハリウッド・スターなりの秘訣があったことでしょう。とはいえ、50年代、60年代には一般の女性もボディメイクにかなりの労力を注ぐ必要があったことが、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で垣間見えてきます。

登場するのは、60年代当時も、前時代的な人種差別が公然と続けられていたミシシッピ州ジャクソン。古い因習が支配するこの街は、アメリカ南部のうちでも極度に保守的な地域でした。そんな街では当然ながら、女性たちの考えもかなり保守的。家にいても、近所へのちょっとしたおでかけでも、一糸乱れぬ服装&ヘアメイクで、ばっちりと決めています。当時の女性たちは、女としてのたしなみとしてそうあるべきだと信じて疑わなかったのです。彼女たちのファッションのポイントは“ウエストマーク”。
常にウエストをきゅっと絞っています。下着で体を締め付けることは、まるで因習によりがんじがらめになっている彼女たちの精神そのもの。そこには、「別の生き方もあるかも?」といった疑問すら湧く余地はないのです。

そんな中で、常に異色のスタイルを披露しているのが、ヒロインのひとり、スキーター(エマ・ストーン)。

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