くらし情報『小栗旬「つまんない自分」をぶっ壊す方法 「一番恥ずかしいことをするしかない」』

2012年7月4日 13:06

小栗旬「つまんない自分」をぶっ壊す方法 「一番恥ずかしいことをするしかない」

もちろん、これまでも全ての作品で一生懸命やってるんですが、昔は0点取ることもあれば100点取ることもあるぐらいの思いでやってた。それが最近は60点から70点の平均点を取るような芝居ばかりしてたと思う。『失敗したくない』と『ある程度やっておけばどうにかなる』というところに落ち着いてたんだなと。それよりもつまんないときもあればすごく面白いときもある役者でありたいという気持ちが湧いてきて『もう一回、自分と会話しよう』って思いました」。

厳しい自然に向き合いつつも理想郷“イーハトーヴ”に思いを馳せた賢治は激動の時代を生きたロマンチストと言える。小栗さんはロマンチスト?そんなこちらの問いに「はい、ロマンチストな方だと思います…具体的にどんなところがっていうのは出てこないけど…」と少し照れくさそうに微笑む。ここまで述べてきた真摯な言葉のひとつひとつがその証拠と言えるだろう。その心の内に潜む甘美な夢想をぜひ映画の中で形にして私たちを楽しませてほしい。


(photo&text:Naoki Kurozu)

■関連作品:
グスコーブドリの伝記 2012年7月7日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開
© 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし

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