くらし情報『この夏、出会うべきフランソワ・オゾンの究極の主題 女性を描く天才が撮る「妊婦」』

2012年8月8日 22:27

この夏、出会うべきフランソワ・オゾンの究極の主題 女性を描く天才が撮る「妊婦」

ムースの物語が彼の物語にもこだましているんだ」。

失った命、新たな命を通して芽生える優しい瞬間、そして気づく“不在の絆”。ちなみにこの失われた命、ムースの恋人・ルイを演じるのは、『ぼくを葬る(おくる)』に続くオゾン作品となるメルヴィル・プポー。「彼に電話するのは少し気が咎めたんだ。僕は『ぼくを葬る(おくる)』で既に彼を死なせている。なのにまた彼を殺すんだ、しかも今度は始まって15分でね(笑)!だけど、この役にはほかの誰もイメージできなかった」は監督の弁。幸いメルヴィルはこの話を即答で引き受け、冒頭から最後まで、たしかな余韻を本作に残している。

オゾン監督が「妊婦」を通して描く永遠のテーマ。
ぜひこの貴重な機会に確かめてみては?

「三大映画祭週間2012」は8月24日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中。

「三大映画祭週間2012」
期間:8月24日(金)まで
会場:ヒューマントラストシネマ渋谷※テアトル梅田ほか全国にて順次開催
公式サイト:http://sandaifestival.jp/

■関連作品:
ムースの隠遁 2012年8月4日(土)より24日(金)までヒューマントラストシネマ渋谷にて公開
© Eurowide-FOZ

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