玄里meets監督・チャン・テユ 韓国大ヒットドラマのルーツは日本にあり!?
撮影や演出の技法などですね。だからとても参考になりました。
玄里:好きな日本のドラマや映画はありますか?
チャン:岩井俊二監督の『Love Letter』(’95)は大学のときに何度も観ました。『リリイ・シュシュのすべて』(’01)も観ました。いつか岩井監督のように映画監督になりたいと思っています。岩井監督の感性が大好きなんです。それから日本のドラマや映画の音楽も素晴らしいものが多いです。特に久石譲さんのアニメ音楽はとてもいいですよね。
ジブリスタジオで作られたアニメは、名作がたくさんあります。それを見て韓国の時代劇関係者たちは、日本の音楽監督とタッグを組んでお仕事をしたいとよく思っていました。私も久石譲先生や坂本龍一さんに接触を試みたことがあります。2年前の「一枝梅(イルジメ)」というドラマの音楽監督は日本の人でした。
玄里:そうなんですね。日韓合作にも関心をお持ちですか?
チャン:はい、関心ありますね。SBSも日韓合作のTV映画「ラブストーリー」をやりました。7~8年前の作品だと思いますが後が続かないんです。
何か新しい方法や突破口が必要ですね。
玄里:私も日韓合作映画に出演したことがあるのですが、言葉が通じないからワンカットに対して時間が2倍かかるんです。