2012年12月12日 15:51
【シネマモード】キャメロンもおめでた!?『恋愛だけじゃダメかしら?』に見るプレママ
「妊娠に関して、“あまり素敵じゃないこと”は、お腹の張り、にきび、便秘、足のむくみ、疲れ、不安といったことだ。これらがウェンディの身の上に起こる。エリザベス・バンクスは天才的コメディアンだよ。全てを見事に演じてくれた」と大喜びですが、妊婦さんの中にも、よくぞ現実を描いてくれましたと大喜びする人がいるのかもしれませんね。他人から見れば、10か月の妊娠期間中は“あっという間”で、出産も“ポコッと生まれた”という印象でも、当人にとっては怒涛の日々だった可能性もあります。みんな、表面的には綺麗ごとばかり語るけれど、苦痛もいっぱい。おめでたいとこであるだけに、愚痴れないという苦労もきっとあるのでしょう。「妊娠、出産が幸せの絶頂だなんて、誰が決めたの?」と叫びだしそうなキャラクターたちは、綺麗ごとなど嘲笑うかのように、終始リアルに徹しているのです。
そんな中で、綺麗にまとまっている女性が一人。ウェンディの義母・スカイラーです。ウェンディと夫のゲイリーが、おめでたを報告しにでかけると、ゲイリーの父で元レーサーのラムジーと年の離れた若妻・スカイラーも実はおめでたなのだと告げるのです。ウェンディたちが苦労して妊娠したにもかかわらず、スカイラーたちにはいとも簡単に子供ができ、さらに後日、双子であることが分かるのです。